ロコモ予防で健康寿命を延ばそう
ロコモとはロコモティブシンドロームの略称です。(=和名運動器症候群、以下ロコモ)ロコモ状態とは足腰の運動器の障害の為に、「立つ」「歩く」など運動機能が低下した状態のことです。ロコモが進行すると介護が必要になるリスクが高まります。現在、ロコモは要介護状態になる原因第1位となっています。
■ロコモティブシンドロームとは?
ロコモとは、足腰の骨や関節、筋肉などの「運動器」が衰えた状態のことです。
ロコモになると、転倒による骨折、関節障害などのリスクが高まり、寝たきりに
なったり、介護が必要になる恐れもあります。
だれもがロコモになる可能性があり、早い人では40歳代から、ひざの痛み、
転倒などの兆候が現れ始めます。
ロコモにならない為には、日ごろから足腰を動かす習慣をつけることです。
ひざなどに痛みを感じたら、無理をせずに治療しましょう。
若い人も運動不足・運動習慣がない、肥満・やせ、スポーツによるケガ等により、
運動器が少しずつ低下しているかもしれません。
適度に運動し、適切な栄養を摂ることで、骨や筋肉は強く丈夫に維持されます。
若い頃から、健康づくりに取り組みましょう。
まずは自分で簡単ロコモチェック
□片脚立ちで靴下がはけない
□家の中でつまずいたり、すべったりする。
□階段を上がるのに手すりが必要である。
□家事のやや重い作業が困難(布団の持ち上げなど)
□2キロ程度の買い物をして、持ち帰るのが困難
□15分くらい続けて歩くことが出来ない
□横断歩道を青信号で渡りきれない
■ロコモを防ぐ為に簡単なロコトレを毎日続けましょう!
お休みする日があってもよいので継続することが肝心です。
■体を動かしたら、栄養も摂りましょう
メタボ・やせすぎもロコモの原因になります。
メタボになると、動脈硬化による心臓病・脳卒中になるリスクが高まるだけでなく、体重が増えることで膝や腰に負担がかかります。
逆に痩せて、栄養不足になると筋肉の量が減り、骨も弱くなります。
ロコモを防ぐには運動のほかに、食生活も重要です。
毎日の食事で大切なことは?
- 朝ごはんも抜かずに、1日3食食べましょう
- 主食・主菜・副菜をそろえてバランスよく食べましょう
- 骨や筋肉を強くする食品を摂りましょう