事例 長期入院によって介護施設から退去を迫られてしまった
・原因
介護施設は介護を施す場所であり、継続的な医療行為を施す場所ではないため、基本的に医師や看護師が24時間体制で配置されておりません。
そのため、ご入居者様の医療依存度が高くなった場合は、病院へ入院する必要が出てきます。
その際、施設側は利用料が入らなくなり、経営が厳しくなるため、ご入居者様に退去を迫る場合がございます。
・対処方法
このようなトラブルを回避するために、施設へ入居する前に入院期間が何週間、何ヶ月を経過したら退去をしなければならないのか、退去条件を確認する必要がございます。
退去条件は「重要事項説明書」や「契約書」に記載されておりますが、分かりにくい場合は施設に直接問い合わせるか、シニア住宅プラザまでご相談ください。
事例 入居する前に聞いていた話と入居してからの生活に差や矛盾を感じる
・原因
パンフレットやネットで見た情報、他人から聞いた情報などが、ご入居者様やご家族様が思っていた内容と異なっていたからどうにかしたい、というお問い合わせも最近は少なくありません。
介護施設によって特徴や力を入れている点が様々なため、介護施設に入居をすればバラ色の生活が待っている、とは必ずしも言えない場合がございます。
・対処方法
このようなトラブルを回避するために、シニア住宅プラザでは、書いてある情報や噂話を鵜呑みにせず、ご入居者様やご家族様などへ、ご自身の目で施設を見学することをお勧めしております。
受けられるサービス内容を確認し、施設の職員さんや周りの入居者さんとの相性も確認した上で入居した方が後々のトラブルも防げます。
シニア住宅プラザでは、ご相談者様のご希望に応じた施設見学の日程調整、見学の際に見るべきポイントをお伝えするための見学同行なども承っております。
どんなことでもお気軽にご相談ください。
このように老人ホーム入居では、様々なトラブルが発生する可能性があります。以下に、いくつかの例を挙げます。
入居前
- 契約内容の説明不足
施設側が契約内容を十分に説明せず、入居後にトラブルになるケースがあります。契約書の内容は、よく理解してから署名するようにしましょう。
- 費用に関するトラブル
入居一時金や月額費用などの支払いに関するトラブルがあります。契約書に記載されていない費用が請求されたり、返金が受けられなかったりといったケースがあります。
- 入居審査の不透明性
入居審査基準が明確に示されておらず、入居を希望しても断られたり、待機期間が長くなったりといったケースがあります。
入居後
- 介護サービスに関するトラブル
契約内容と異なる介護サービスが提供されたり、必要な介護サービスを受けられなかったりといったケースがあります。
- 職員の態度や対応が悪い
職員の態度や対応が悪く、入居者や家族が不快な思いをするケースがあります。
- 人間関係のトラブル
入居者同士や、入居者と職員間で人間関係のトラブルが発生するケースがあります。
- 施設の設備や環境に関するトラブル
施設の設備や環境が契約内容と異なっていたり、老朽化や衛生面で問題があったりといったケースがあります。
- 医療体制に関するトラブル
施設の医療体制が十分ではなく、必要な医療を受けられなかったり、医療事故が発生したりといったケースがあります。
- 金銭トラブル
入居者の金品が盗難されたり、施設側が不当な金銭を請求したりといったケースがあります。
退去時
- 退去一時金の返還に関するトラブル
退去一時金の返金額が少なかったり、返金が受けられなかったりといったケースがあります。
- 原状回復費用に関するトラブル
退去時に原状回復費用を請求されたり、請求金額が高額であったりといったケースがあります。
その他
- 虐待
職員による入居者への虐待が発生するケースがあります。
- ネグレクト
職員が入居者への必要な介護を怠り、入居者の健康状態が悪化するケースがあります。
トラブル発生時の対処法
トラブルが発生した場合は、以下の方法で対処しましょう。
- 施設側に直接話し合いを求める
まずは、施設側に直接話し合いを求め、問題解決を図りましょう。
- 第三者に相談する
問題解決が難しい場合は、地域の消費者センターや老人ホーム入居相談窓口などの第三者に相談しましょう。
- 法的措置を取る
話し合いなどで解決できない場合は、法的措置を取ることも検討しましょう。
老人ホーム入居トラブルを防ぐために
老人ホーム入居トラブルを防ぐためには、以下の点に注意しましょう。
- 複数の施設を比較検討する
複数の施設を見学し、比較検討してから入居を決めるようにしましょう。
- 契約内容をしっかり確認する
契約書の内容は、よく理解してから署名するようにしましょう。
- 疑問点は遠慮なく質問する
施設側に疑問点があれば、遠慮なく質問しましょう。
- 家族も積極的に関わる
家族も施設とのコミュニケーションを密に取るようにしましょう。